平成31年度 会長所信

横山会長

2019年2月12日

第35代 会長 横山 公哉

『ワをつなごう』

~新しい時代に向かって今こそ団結~

この度、第35代会長を拝命した横山公哉です。この市川商工会議所青年部に平成20年に入会し11年目となりますが、会長の責務に改めて身が引き締まる思いです。
長年にわたり、いつもご支援いただいております市川商工会議所の皆様、青年部に尽力してこられた諸先輩方に、心より敬意を表し深く感謝申し上げます。

今年度、新会長としての私の所信は、三つの『ワ』、です。

まず、一つ目の『ワ』とは、話す『話』です。
私は、このまち市川で生まれ、育ち、家業を継承しております。先輩の勧めで、市川YEGに入会し、数々の役職を担い、イベント、親睦事業等で多くの方々と知り合い、貴重な経験を積んで参りました。楽しいことだけではなく困難にぶつかることもありました。困難にぶつかった時は仲間や先輩に支えられ乗り越えてきました。
この11年間の青年部活動を通じ、何より大切だと気づき学んだことは、人と人の直接の『話(ワ)』です。
SNS等で見知らぬ人と簡単に友だちになれる時代に、目と目を交して議論し合い笑い、泣き、生身の人間同士の『話』の大切さを感じてきました。
私はこの『話』をメンバー皆と共有し、この『話』をベースに私たちのまち市川へ広げていきたいと思っております。

次に、二つ目の『ワ』は、五輪の「輪」の字の『輪』です。
青年部活動は仲間同士の交流の場であるのも大きな魅力のひとつです。現在、私はスポーツ親交を率先して図っており、その中核を担わせて頂いております。
青年部への入会の動機は様々であると思いますが、スポーツ親交がきっかけでも良いと思っております。新入会員がスポーツ親交を通して、すぐに融和を図っている姿を見るのが私は大好きです。

きっかけは小さな輪であっても、オリンピックの五輪マークのように、個々の輪が複合的に結びついてくことも、小さな輪が次第に大きな輪に拡大して行くことも望めます。
本年2019年は新時代の幕開けとなり、翌2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。東京近郊である市川の魅力を発信する最大のチャンスです。

また、新しい時代、オリンピック年には多くの卒業生を迎えます。我が青年部の『輪』を新しい時代につなげていくには、現役メンバーの拡大が重要だと考えます。
市川市は千葉の鎌倉と呼ばれ歴史的にも文学的にも有名なまちです。文化都市・市川を発信し続けるために、私が培ってきた人脈をフルに活かし、市川商工会議所や行政にもご協力を頂き、『市期一会』を旗振りに地元商店会や自治体が『輪』となり、昭和、平成、新時代を繋ぐ多くの方に参加して頂き、市川のまちを更に知るイベントの開催や地域が一体となる学びある講演会事業を展開する所存です。

新たにできたその『輪』が、私たち青年部をも自己研鑽へと導いてくれる事と信じております。

最後の三つ目の『ワ』は平和の『和』和食の『和』日本を現す『和』です。
歴史をさかのぼれば、西暦604年聖徳太子が制定した「憲法十七条」の冒頭、第一条に「和をもって貴(たっと)しとなし」とも謳われている言葉でもあります。
現代語にすると、「お互いの心が和らいで協力することが尊い」となります。

青年部活動は到底ひとりで出来る事ではありません。一年間の活動を支え作り上げていくのは青年部のメンバー個々の協力です。
青年経済人として自己研鑽、資質向上は重要な骨格ですが、仲間の信頼も重要な要素のひとつです。
仲間意識が芽生えることにより、力を合わせ、夢に挑み、地域を愛し、日本を愛する、すべてにおいて連帯の証となるのだと思います。

メンバーの皆様、関係各所の皆様、一年間どうぞよろしくお願い申し上げます。
仲間同士の『話』が青年部活動の素晴らしさを語り広めれば、多くのメンバーの『輪』の拡大に繋がり、地域の経済的発展の支えとなり、私たちのまち市川が更に活性化し、青年部が更に団結する『和』となることを願い、私の所信と致します。

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